「イクメン」養成 鳴門市、育児世帯巡り現場見せる

徳島新聞Web
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 鳴門市は、男性の育児参加を促そうと、
若い男性が定期的に育児世帯を巡回する取り組みを、県内で初めてスタートさせる。
「地域の子どもたちを見守る『イクメン』養成・活動強化事業」として
2013年度一般会計補正予算案に150万円を盛り込み、市議会9月定例会に提出する。

 事業では、公募で集まった若年層の男性らが
厚生労働省の委嘱を受けた主任児童委員と共に、
5カ月から1歳までの子どもを持つ世帯を巡回。
児童委員が育児に悩む母親らの相談に乗るなどして
地域での見守り活動を強化するとともに、
若い男性に子育ての現場を見てもらうことで将来の育児参加を促進させる。

 このほか、小児科のある病院や公園、
公衆トイレなどを記した子育て支援マップを新たに作製。
巡回時に配布し、保護者に活用してもらう。

 鳴門市では毎月約40人の新生児が誕生。
市は4カ月、9カ月など、子どもの成長に合わせて乳幼児健診をしており、
巡回事業は健診の合間に行う。

 市は公募男性の人数や対象など、
巡回事業の詳しい内容を協議する検討会議を9月中にも発足させ、
早ければ12月から事業をスタートさせる。
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