韮崎小児童飛ばした風船が縁 味スタからボール届く

山梨日日新聞
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 韮崎小の児童が飛ばした風船が、東京都調布市の「味の素スタジアム」に届いた。
サッカーの試合が数多く行われる同スタジアムでは、
「記念になれば」と児童にサッカーボールをプレゼント。
同校は「サッカーが好きな児童が多いので、プレゼントは児童の刺激になる」と喜んでいる。

 風船は県人権啓発活動ネットワーク協議会の「人権の花運動」の一環で、
6月5日に全校児童約330人が飛ばした。
その日のうちにスタジアムに届き、スタジアム敷地内の西競技場で
芝生を管理する委託業者が見つけたという。

 届いた風船は1年生が飛ばしたもので、
「なかよくしよう」の言葉とナデシコの種が添えられていた。
スタジアムはJリーグのFC東京と東京ヴェルディのホームスタジアム。
韮崎市は「サッカーのまち」として知られることもあり、
スタジアムは「100キロも離れた場所から届いた風船。
記念になれば」と、サッカーボール3個をプレゼントした。
サッカーボールを手にした6年の伊藤真都君は
「うれしい。このボールで早くサッカーをしたい」と話す。

 同校はサッカーボールが届いたことを児童に報告。
今後、体育の授業で利用するという。
飯野直人校長は「風船が生んだ不思議な縁。本当にうれしい」と感謝し、
スタジアム側は「いつかスタジアムに足を運んでもらいたい」と話している。
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