保育園児92人、給食のイワシで赤みや発疹 東京・清瀬

朝日新聞
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 清瀬市は19日、市内七つの市立保育園で、
0~5歳の計92人の園児が赤みや発疹などの症状が出たと発表した。
全員がすでに回復している。多摩小平保健所が調べたところ、
園児たちが食べた給食のイワシのつみれから検出された
化学物質「ヒスタミン」が原因とみられる食中毒だという。

 同市によると、園児らは18日午前11時ごろ、
各保育園でイワシのつみれ汁などの給食を食べ始めたところ、口や手に症状が出た。
うがいをするなどして、多くの園児は数時間後に回復したが、
3歳の女児のみが回復しなかったため、病院を受診した。
不適切な管理のため、赤身魚に多く含まれる成分が変化し、
ヒスタミンが発生した可能性があるという。

 材料のイワシのすり身は市内の水産会社から仕入れた。
同社は別の市内の私立保育園にも同じすり身を出荷したが、
この保育園では発症者はいないという。
市は19日から各保育園での給食調理を自粛している。
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