空き店舗で子育て協力

YOMIURI ONLINE
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津・大門大通り 親子集い情報交換

 津市の大門大通り商店街の空き店舗を活用し、
子どもたちが自由に遊んで、親同士が子育ての情報を交換する
「大門いこにこ広場」が来月19日オープンする。
子どもの遊び場を提供することで、商店街に足を運んでもらおうという狙いもある。

 三重大地域戦略センターと大門大通り商店街振興組合などでつくる
実行委員会が企画した。

 同組合の増田亮子さん(34)によると、大門大通り商店街には、
アーケードがあり、散歩で訪れる親子連れが多いが、集まれる場所がなかった。
3歳と1歳の息子を持つ増田さん自身も、
子どもが安心して遊べる場所などの必要性を感じていたという。

 「いこにこ」は、方言の「行こに」、笑顔の「にこにこ」を合わせた。
名前の通り、みんなが楽しく集まれる場所を目指している。

 商店街の空き店舗を活用し、0~5歳の子どもが靴を脱いで遊べるキッズスペースのほか、
テーブルやイスを置いて飲食スペースを設ける。
飲食スペースでは、商店街の飲食店から出前を取ることもできる。

 フリースペースでは、育児教室などのほか、
商店街の眼鏡店が子どもの視力相談会を開いたり、
金物店が鍋の磨き方を教えたりする予定だ。
増田さんは「家にこもって、孤立してしまう親もいる。
親子で集まり、悩みなどを共有する場を提供することで、
地域で子どもを育てる環境をつくっていきたい」と話している。

 利用時間は午前10時~午後5時(月曜休館)。利用料金は無料。

 同組合では、子どもたちが遊べるおもちゃの提供を呼びかけている。
ぬいぐるみなどの布製品ではなく、汚れや破損がないもの。
問い合わせは、大門大通り商店街振興組合(059・223・0090)。
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