市川の2私立保育園:補助金過大請求問題 市、5月に把握 議会で説明変える /千葉

毎日jp
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 市川市内の社会福祉法人が運営する二つの私立保育園で
時間外保育に対する補助金が過大請求されていたとされる問題で、
市が5月に問題を把握していたことが分かった。
市は8月28日の記者会見で「8月1日に市議からの指摘で発覚した」と説明しており、
これと食い違う形。18日の市議会決算審査特別委員会や取材に対し、
市側は「隠すつもりはなかったが、(5月に)園の事情を聴いて部内で収めてしまった」
などと弁明した。

 同委員会での大野英也・こども部次長の答弁などによると、
補助金申請をチェックする保育課職員が5月、
「二園の請求が過大だ」と気づき、園長らから事情を聴いた。
私的流用はなく、アレルギー食に対応する人件費に充てたなどと説明され、
市側は直ちに返還を求めると園の運営に支障が出ると判断、
口頭で次回から適正に申請するよう指導するにとどめたという。

 この日の同委員会で市側は当初「保育園の数が増え、手続きも煩雑なため、
職員1人の体制ではチェックできなかった」などと説明。
ところが、市議から指摘されると、途中で「5月に把握していた」と説明を二転三転させた。
【山縣章子】
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