児童ポルノ事件摘発 過去最多

NHK NEWS WEB
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ことしの上半期に警察が摘発した児童ポルノに関する事件がこれまでで最も多くなり、
中でもスマートフォンを通じて被害にあった子どもは
去年の同じ時期の4倍以上に増えたことが分かりました。

警察庁によりますと、ことし6月までの半年間に全国の警察が摘発した
児童ポルノに関する事件は763件と、去年の同じ時期より1件増え、
統計を取り始めた平成12年以降、最も多くなりました。
被害に遭った子どもは、画像などから年齢を推定したケースを含めて570人に上り、
このうちの37%は小学生以下だということです。
インターネットの接続業者が、児童ポルノのサイトにアクセスできないようにする
「ブロッキング」と呼ばれる対策を導入するなか、
ブロッキングが効かないファイル共有ソフトを使って
画像をやり取りするケースが多く検挙件数は204件と
去年に次いで2番目に多くなりました。
一方、スマートフォンの普及に伴って無料で通話やメールができるアプリなどを通じて
撮影した画像を送らせるといった手口も増え、
被害に遭った子どもは84人で、去年の同じ時期の4.4倍に上っています。
警察庁は有害なサイトへの接続を制限する携帯電話のフィルタリングについて
周知を徹底するとともに、取締りをさらに強化することにしています。
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