「授業日本一」ビデオで競う=教諭らコンクール開催へ―不登校児支援に活用も・岐阜

ガジェット通信
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 不登校児の自宅学習支援をきっかけに、
学校の授業をビデオに記録してきた教諭らが中心となり、
映像による「授業日本一」を競うコンクールが来年1月11日、岐阜市で開かれる。

 主催者代表で岐阜県大垣市立星和中学校の西田耕介教諭(48)は
「これを機に『授業ビデオ』の可能性に気付いてもらえれば、
学校に来られない子も『授業を受けられる』ようになる」と、
全国からの応募を待っている。

 コンクールは小中学校の授業を撮影したDVDを募集し、
文部科学省総括審議官らが審査。
予備校の授業のように教員が一方的に話すだけでなく、
自ら誤りに気付くよう促したり、授業内容を自身の言葉で言い換えさせたりするなど、
「子どもが興味を持って学習し理解できる授業」かどうかが審査基準になるという。

 西田教諭は2009年、不登校児から
「毎日放課後、個別に授業を受けられないか」と相談を受けたが、
時間を設ける余裕がなく、普段の授業を撮影したビデオの活用を思い付いた。

 これ以降、撮りためたDVDは377枚に上る。
保護者を通じて届けるなどし、5〜6人の不登校児が自宅学習に活用してきた。
このほかに予習復習のために利用する生徒も多いという。

 コンクールは西田教諭が卒業した岐阜聖徳学園大(岐阜市)の
同窓生約20人が実行委員となり開催する。
問い合わせは同大同窓会事務局 電話058(279)0804。 
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