わが子の預け先は? 横浜 保育所申し込み開始

東京新聞
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 保育所の待機児童が今春「ゼロ」となった横浜市で
二十五日、来年四月入所の認可保育所の申し込み受け付けが始まった。
来春の申し込みは大幅に増える見通しで、
三十日の中区の保育園入所説明会には
昨年より五十組ほど多い約二百五十組の親子らが訪れた。

 中区の保育コンシェルジュが、国の基準を満たす「認可保育所」や、
横浜市が独自の基準で認定する「横浜保育室」、
幼稚園の「預かり保育」、「家庭保育福祉員(保育ママ)」などの制度を説明。
横浜保育室については、区内五園の園長らが保護者役の区職員に答える形で、
定員や保育料助成などを解説した。

 約三十園のパンフレットを展示したコーナーでは、
母親らが各園の空き状況や保育時間を尋ねていた。
九カ月の長男を抱いた会社員の女性(34)は
「(保育サービスに)いろいろな種類があって悩んでいたが、雰囲気が分かった」と笑顔。
三カ月の長女をベビーカーに乗せた会社員の女性(30)は
「『待機児童ゼロ』は数え方次第で、安心してはいけない。
入れたいときに入れられるのが理想なんですが…」と気を引き締めていた。

 区の担当者は「ほとんどのお母さん方が(保育所の)見学に行って調べた状態で来ている。
入所が厳しくなるので、危機感を感じていると思う」と話していた。 (橋本誠)
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