香川の子どもは英語嫌い?/興味・関心も低く

SHIKOKU NEWS
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 香川の子どもは英語が嫌い?
 2013年度の全国学力・学習状況調査(学力テスト)のアンケートで、
英語への興味や関心を問う質問に肯定的な回答をした子どもの割合が、
香川は小、中学生とも全国平均を下回ったことが分かった。
11年度から英語学習が小学校5、6年で必修となり、
教育現場でも指導方法について模索しているが、
県教育センターは「歌などを取り入れて英語の楽しさを体験させるなど、
さらに授業を工夫する必要がある」と提言している。

 同テストには県内の174小学校の6年生8917人、
72中学校の3年生8700人が参加。
アンケートは全国共通で、今回初めて英語教育に関する質問を設定した。
(1)「そう思う」(2)「どちらかといえば、そう思う」
(3)「どちらかといえば、そう思わない」(4)「そう思わない」の4種類で回答し、
結果を県教育センターが分析した。

 英語に関する質問は4項目。
このうち「英語の学習は好きですか」という質問に対し、
(1)と(2)を合わせた肯定的な回答は、中学生が44・4%と半数を割り込み、
全国平均(53・0%)と比べて8・6ポイント低かった。
小学生は73・8%で、同様に全国平均(76・2%)を2・4ポイント下回った。

 外国への興味・関心を問う質問では、
肯定的回答が小学生68・8%(全国平均70・6%)、
中学生は56・5%(同60・8%)。
留学や国際的な仕事への就業希望を問う質問でも、
小学生36・2%(同38・8%)、中学生25・4%(同29・9%)と、
いずれも全国平均を下回る結果となった。

 同センターは、外国や語学への関心度の低さが英語学習への
意欲低下を招いている可能性があると分析。
「家庭で洋楽や洋画などに触れることでも、自然と興味がわく。
その上で、英語が国際社会に直結したツールであると意識付けできれば、
子どもたちの学習意欲を高められるのではないか」としている。
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