栃木市、来年度「こどもサポートセンター」開設

下野新聞SOON
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 【栃木】発達や心の問題を抱える児童と家族に対する一層の支援の充実を図るため、
市は旧農政事務所(城内町2丁目)を取得・改修し「こどもサポートセンター」を来年度開設する。
子どもたちの義務教育後の円滑な地域社会の参加に向け、
医師や専門家による各種の相談や心理検査などのほか、
教員OBらを「こどもサポーター」として募り、
長年培ってきた知識や技術を生かした支援活動をしてもらうという。

 市などによると、昨年度、発達支援担当の相談受付人数は2~21歳で466人。
集団不適応や対人トラブル、言葉の遅れが主なものだったという。

 市は現在、相談事業や「放課後巡回支援教室」の実施などで支援しているが、
参加を希望する保護者は増加しており、学校側のニーズも増えている。

 こうした状況を受けて、こどもサポートセンターは、
より幅広く継続的に支援に関わることができる拠点施設として整備する。

 医師や心理士、保健師、言語聴覚士らによる相談や
各種の心理検査をはじめ未就学児対応の言葉の教室、
放課後巡回支援教室などの支援内容の一層の充実・強化を図る。

 市は28日の臨時市議会に、建物(鉄筋コンクリート2階建て、
延べ床面積約800平方メートル)取得のための議案を提出する。
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