なぜ子どもの目はキラキラ輝いている?この科学的根拠が明らかに

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楽しく遊んでいる子どもの目は、キラキラと輝いています。
そんな様子を見ると、つい「子どもは無邪気でいいな~」と羨ましくなってしまいますよね。
どうして子どもはあんなにキラキラしているのか、不思議に思ったことはありませんか?
実はこれ、意外な理由がちゃんとあったのです!

■目が輝くのは光を反射しやすい黒目が大きくなるから!

なんと、心理学情報提供サイト『KEEP NETWORK PROJECT』に、
「目が輝く現象にはちゃんと科学的な根拠がある」と書かれていました。
「実は、人は自分の興味があるものに遭遇したときは目を輝かせるんです!
 それはなぜか?
人間は、興味や関心があるものを見ると瞳孔が開き黒目部分が拡張します。
この黒目の部分が、太陽などの光の反射率がほかの目の部分より高いために
目が輝いているように見えるのです」
なるほど! 納得のメカニズムですね。
子どもは、好奇心の塊。色々な興味を持って、楽しく過ごしています。
それで、黒目が大きくなり、光が反射して輝いて見えるんですね。

■大人は老化で白目が汚れるためそんなに目が輝かない!

しかし、大人も新しいことに興味を持ったり、楽しいことがあったりしますよね。
どうして、目が輝くのは子どもに多いのでしょうか? 
これについては、”老化すること”が原因だそうです。
書籍編集者・坪内忠太さんの著書『子どもにウケるからだの謎 ウソ・ホント!?』に、
以下のような説明がありました。
「また、目そのものが若く元気なのできれいに見える。
これに対して、大人の目は、休まず続けるので年齢とともに汚れてくる。
子どもの頃はみずみずしかった肌がおとろえるように目もおとろえる。
また、白目に色素が沈みこみ、毛細血管が入り込むのでどんよりした感じになる。
白目と黒目の境界もクッキリという感じではない。ぼやけてしまう。
そんな大人の目と比べると、子どもの目は澄んで、黒目がちできれいなのである」
単純に若さの問題もあるんですね!
何だか、「年はとりたくないものだな……」としみじみしてしまう理由だと思いませんか? 
大人になると色々なものを失いますが、目の輝きもその中のひとつだったんですね。

つまり、人間は興奮で黒目が大きくなり、
その部分に光が当たることで目がキラキラ輝く。
とくに子どもは目が若いので輝きが違う、ということですね。
原因がわかると、何だかこれから、
子どもの目がますます気になってしまいそうですね。
そして、この『子どもにウケるからだの謎 ウソ・ホント!?』には、
ぜひ子どもに伝えたい、人体の不思議がたくさんつまっています。
本書以外にも、坪内忠太さんの「子どもにウケるたのしい雑学」シリーズは、
毎日放送『ちちんぷいぷい』でも取り上げられたことがあるほど、魅力的な書籍。
ちなみに筆者もこのシリーズは全て愛読しているのですが、
面白い雑学が満載なので、たいへん勉強になりました。
みなさんも子どもが「なんで?」と思ったことをすぐに調べられるよう、
手元に揃えてみませんか?

【参考】
※ 9:目が輝くのに科学的根拠? – KEEP NETWORK PROJECT
※ 株式会社新講社
※ 坪内忠太(2013)『子どもにウケるからだの謎 ウソ・ホント!?』 新講社
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