RSウイルス再び増加、自治体が注意喚起- 東京や大阪などで感染拡大

CB NEWS
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 9月にいったん減少したRSウイルスの感染者数が、
東京や大阪などの都市部を中心に再び拡大している。
国立感染症研究所感染症疫学センターのまとめでは、
10月7日―13日の週のRSウイルス患者報告数(小児科定点医療機関約3000か所)は
3792人で、2週連続で増加。
感染者数が増加傾向にある自治体では、
手洗いやうがいといった感染予防策の徹底を求めている。【新井哉】

 RSウイルスは、呼吸器感染症の1つで、
感染から2-8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。
患者のほとんどは軽症で済むが、
小児を中心に呼吸困難や細気管支炎、肺炎など重症化するケースもある。

 各都道府県別の患者報告数は、東京の322人が最も多く、
以下は大阪315人、福岡232人、埼玉225人、兵庫213人など。
東京は2週続けて増加し、同期間中の患者数は過去5年間で2番目。
大阪でも前週に比べて約2割増えた。

 患者報告数が前週比で2倍近く増え、過去4年間の最大値を超えた埼玉県は、
「体調がすぐれない時は、医療機関に電話で相談の上、
早めに受診して」と呼び掛けている。
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