安全確保してない保育施設 都が公表

NHK NEWS WEB
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東京都は、武蔵村山市の認可外保育施設について、
たび重なる指導にもかかわらず、子どもの安全性が確保されていないとして
施設名を公表しました。

都によりますと、武蔵村山市にある認可外保育施設「ベビールームわかば」は、
平成18年に開設されて以降、6人の定員に対して従業員2人が必要なのに、
代表しか勤務していない状態が続いていたということです。
都は、これまで口頭での指導を繰り返してきましたが、
ことし7月には、車が通る道路の近くに簡易プールを設置し、
十分な監視を付けずに幼い子ども3人を遊ばせていたということです。
このため都は、ことし8月、改善勧告を出して施設の安全性を確保するよう求めましたが、
その後も改善されていないとして、25日、児童福祉法に基づいて施設名を公表しました。
都によりますと、保護者にも市役所などを通じて施設の状況を伝えたものの、
ほかの保育施設は費用が高いなどの理由で、
今も6人の子どもが入所しているということです。
都は、保育施設に対し新たに子どもを受け入れないよう要請するとともに、
今後、事業の停止か閉鎖命令の措置をとる方針です。
保育施設の代表は都に対し、「改善勧告を重く受け止め、
安全確保を図れるよう努力します」と話しているということです。
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