直方市:保育料に延滞金 最大14.6%、督促状も課金−−来年度から /福岡

毎日jp
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 直方市は来年度から保育料滞納者に延滞金や督促手数料を課すと決めた。
毎年約3%徴収漏れがあるためだ。
市保育所保育料徴収条例案を、29日開会の定例市議会に提案する。
筑豊各市の中では初の条例化となる。

 2012年度に同市が徴収すべき保育料は3億8152万円。
しかし、過去からの分も含めた滞納額は3250万円に達した。
09年度から毎年約500万円ずつ増え、11年度には3605万円に達したため、
12年度は電話や自宅訪問でまめに催促し、若干改善したという。

 しかし、まだ不十分との判断から当面年9・3%、最大14・6%の延滞金導入を決めた。
督促状も1通100円を課金する。1カ月ごとに督促するという。
今年度までの延滞については遡及(そきゅう)適用はしない。

 また、現在は保育園に納めている形式を、口座振替を原則とするよう改める。
保護者の要望を取り入れた。

 市教委こども育成課の貝嶋多恵課長は「公平性確保が何より重要。
保育料は収入に応じた設定になっており、正しく納めてほしい」と話している。

 定例議会には、6億3725万円の一般会計補正予算案など計33議案が提案される。
予算で最も多いのは、土地開発公社解散を視野に入れた
水源涵養(かんよう)林用地取得費3億円。会期は12月12日まで。
一般質問は3〜5日。【梅山崇】
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