病児・病後児保育、11市町村で相互利用 徳島東部定住圏来春から拡大

徳島新聞
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 徳島市と周辺11市町村で構成する徳島東部地域定住自立圏で、
病気や病気の回復期にある子どもを病院で預かる「病児・病後児保育」の相互利用が、
2014年4月から現行(5市町村)より6町増えて11市町村に広がる。
関連する市町議会の12月定例会に協定変更の議案が提出される。
 
 現在、病児・病後児保育の相互利用ができるのは
徳島、小松島、石井、勝浦、佐那河内の5市町村。
新たに藍住、北島、松茂、板野、上板、神山の6町が加わる。

 病児・病後児保育を実施している病院や診療所は徳島市に5施設、
小松島市に1施設、石井町に1施設ある。
さらに、14年度中に藍住、北島両町の1施設ずつが加わる予定。

 保育園や幼稚園では病気の子どもを受け入れにくいため、
子どもの急な病気は仕事を持つ親の大きな悩みとなっている。
対象の市町村に住むおおむね10歳未満の子どもなら病児・病後児保育を利用でき、
居住する市町村に関係なく、どの施設でも1日当たり1800円の
統一料金で預けることが可能になる。

 病児・病後児保育の相互利用は12年4月に5市町村で始め、
同年度の利用者数は3889人に上った。
11市町村に広がることで年間約4500人の利用を見込んでいる。

 定住自立圏中心市の徳島市は
「勤務先の近くの施設に預けることができるようになるなど、
利用する施設の選択肢が広がり、
より充実したサービスが提供できるようになる」としている。
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