保育資格会社など提訴=乳児2人死亡で両親ら-東京地裁

jijicom
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 民間の保育資格「チャイルドマインダー」を取得した人が運営する
無認可保育施設で乳児が死亡したのは、
安易な資格認定が原因などとして、千葉県と群馬県の2遺族が
20日、資格を認定している日本チャイルドマインダー協会(東京都渋谷区)と
資格会社エヌシーエムエージャパン(同)などを相手に、
計約1億2000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 訴状によると、千葉県東金市の施設では
2011年12月、睡眠中に当時4カ月の女児が死亡。
群馬県太田市の施設でも12年12月、同4カ月の女児が死亡した。
両施設に保育士資格を持つ人はいなかったという。
 いずれも死因は不明だが、両親らは施設側が注意を怠った上、
同協会やエヌ社が安易な認定で施設の開設を容易にしたと主張。
代理人の弁護士は「いずれも行政に無届けで運営されており、
児童福祉法に違反している」と指摘している。
 厚生労働省によると、無認可施設でも保育士を置く必要があり、
5人以下なら子どもを預かれる「家庭的保育」の場合も
自治体の研修・認定を受けなければならない。
遺族側弁護士によると、千葉の施設は6人、群馬は14人を預かっていたという。
 日本チャイルドマインダー協会とエヌシーエムエージャパンの話
 訴状を確認していないのでコメントできない。
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