無認可保育室で乳児死亡 母親2人、賠償求め提訴

朝日新聞
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 個人が運営する無認可保育施設で、
うつぶせ寝で放置されて乳児が亡くなったなどとして、
千葉県東金市と群馬県太田市の母親2人が20日、
それぞれの運営者に対して約3千万円の
損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴状などによると、千葉県東金市の母親(35)の次女(生後4カ月)は
2011年12月22日、うつぶせで寝かされた約2時間後、呼吸がないことが分かり、
病院に搬送されたが死亡が確認された。
群馬県太田市の母親(20)の長女(生後4カ月)は12年12月29日、
仕事帰りに迎えにいった際、目を閉じたまま動かなかったため、
救急車で搬送したが、約1時間半後に亡くなったという。

 児童福祉法では6人以上の乳幼児を預かる場合は、
都道府県に届け出る必要がある。
原告側の弁護士によると、千葉県の保育施設は6人、
群馬県の保育施設は14人の乳幼児を預かっていたが届け出ていなかったという。
原告らは、二つの保育施設の運営者らが掲げていた
民間資格の発行元の法人についても、
「教育と指導を徹底する義務があった」などとして損害賠償を求めている。
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