保育施設死亡事故訴訟 和解協議 (山形県)

日テレNEWS24
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天童市の保育施設で2007年、赤ちゃんがうつぶせ寝の状態で死亡した事故をめぐる
民事訴訟で、遺族側と被告で施設の元園長と元保育士の間で
和解に向けた協議が進められていることが分かった。
この裁判は、天童市の認可外保育施設で2007年11月、
生後4か月の沼沢悠妃【ゆうひ】ちゃんがうつぶせ寝の状態で死亡した事故をめぐり、
遺族が「危険なうつぶせ寝をさせ、睡眠中に観察する注意義務も怠った」などとして
当時の園長や保育士らを相手に4600万円余りの損害賠償を求めているもの。
原告側の代理人などによると、被告の元園長と元保育士の合わせて
3人が遺族側に解決金を支払うことで和解する意向を示していて、
現在、和解に向けた協議を進めているという。
原告側の代理人は和解協議に入った経緯について
「これまでの審理で、うつぶせ寝にされた状況や
保育の実態が明らかになり一定の成果があった」などとしている。
一方、施設への指導や監督責任を問われている被告の県と天童市は
いずれも「死亡には無関係で和解には応じない」として争う姿勢を示している。
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