水ぼうそうワクチン定期接種へ 来秋にも無料

NHK NEWS WEB
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乳幼児を中心に年間およそ100万人が感染するとされる、
水ぼうそうのワクチンについて、厚生労働省は、
法律に基づいて自治体が行う定期接種に加えることを決めました。
来年秋の実施を目指していて、
全国のほとんどの自治体で無料で接種が受けられるようになる見通しです。

水ぼうそうは、発症すると全身に発疹ができる、
感染力が極めて強いウイルスによる感染症で、
厚生労働省によりますと、乳幼児を中心に年間およそ100万人が感染し、
4000人程度が入院、20人前後が死亡していると推計されています。
このワクチンについて、厚生労働省は法律に基づいて
自治体が行う定期接種に加えることを決めました。
ワクチンは発症を大幅に減らせると期待されていて、
1歳から2歳までに一定期間を置いて2回接種します。
定期接種化されると、全国のほとんどの自治体で
無料で接種が受けられるようになる見通しです。
また、厚生労働省は、高齢者の肺炎の主な原因となっている
肺炎球菌のワクチンについても、定期接種に加えることを決めました。
65歳以上を対象に重症化を予防するのが目的で、
接種費用は多くの自治体で一定の負担が必要となる見通しです。
政府は、2つのワクチンの接種費用の一部として、
およそ300億円を来年度の予算案に盛り込んでいて、
来年秋からの実施を目指しています。
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