ビオトープで文科大臣賞 鹿児島市の錦ケ丘幼稚園

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 森や池を再現し、生き物の暮らしやすい場所「ビオトープ」を造る取り組みを表彰する
全国コンクールで、鹿児島市吉野町の錦ケ丘幼稚園が文部科学大臣賞を受賞した。
季節ごとに異なる植物や生き物を観察でき、園児の遊び場として親しまれている。
 同園は子どものうちに体を動かして自然に親しみ、
小動物の生死を通して命の尊さを感じてもらおうと、
1998年にビオトープ(約500平方メートル)を整備。
地下150メートルから水をくみ上げ、水路や池を造っている。
完成して10年が過ぎたころから、生態系が安定してきた。
 ビオトープ一帯を「のはら園」と呼び、園児らは池に生息するメダカなどを観察する。
捕まえた生き物は、元の場所に戻すことがルール。
海江田真那ちゃん(6)は「トンボのふ化を見たり、エビをすくったり楽しい。
いろいろな遊びができる」とお気に入りだ。
 コンクールには全国の幼稚園や小中高校など190施設が応募。
上位5施設が表彰された。
 審査にあたった日本ビオトープ管理士会副会長の
上野幸一さん(69)=同市城西3丁目=は
「子どもが自分の発想で遊び、池などを活用していることが素晴らしい」と評価する。
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