子どもが成長する上で最も必要なものは「たった3つ」だった

日刊アメーバニュース
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これから、子どもがどんなことに悩むのか、気になりませんか? 
辛いときは、何とか支えになってあげたいですよね。
そこで、保育士、そしてソーシャルワーカーとして
子育て時のママパパのケアに携わってきた岸本元気さんから、
成長時期ごとの子どもとの接し方を教えていただきました。

■子どもは成長時期ごとに悩みや不安がある!
まず、子どもは大きく3ステップを経て成長します。
それは、”同じ → 違い → 離れ”の3つです。
簡単に言うと、みんなと一緒に同じ体験をすること、
友達や親との違いを受け止めること、
友達や親と離れることを指します。
この3つ、あなたが子どもの頃も経験していますよね? 
誰かと一緒に遊んで楽しんだり、誰かと比べて自分の特徴を実感したり、
誰かと離れ離れになって悲しんだり……。
大人はみんな、これらを乗り越えて成長してきています。
年をとって、昔のことは忘れつつあるとは思いますが、
その都度、悩みや不安で苦しい思いをしてきたはず。
それは、あなたの子どもも同じです。
そしてこれらの子どもの成長ごとに生まれる不安は、
親の接し方で減らすことができます。
その接し方のポイントを、以下から時期ごとにお伝えします。

■子どもが成長中に感じる不安の減らし方

(1)同じ:保育園・幼稚園児
保育園、幼稚園くらいの時期は、集団生活に慣れるために
みんなと同じ体験をすることがとても大事! 
保育園や幼稚園で、みんなで一緒に遊んだり、歌ったり、
踊ったりする時間は多いのはそのためです。
親は、「一緒に遊んだら?」とひと声かけてあげるのがベター。
子どもがたくさん”同じ”を経験して、積み重ねていけるようにしてあげましょう。
(2)違い:小学生(低学年)~小学生(高学年)
小学校に入ると、運動や勉強、性格や行動などで、
親も子ども自身も、他の子との違いを感じ始めることが増えますよね。
そのため、この時期になったら、そのような”違い”を受け止めて、
個々の”自信”へつなげてあげてください!
しかし、できない子は自信をなくしてしまいがちですよね。
そんなときは、できる子と”同じ”ものを絶対に求めないでください! 
他の子と同じようにさせて無理が生じると、子どもも親もしんどくなってしまいます。
「運動は●●くんほどうまくないけど、算数なら得意だ」
「字は○○ちゃんほどうまく書けないけど、走るのは得意」といったように、
それぞれの違いを知って、その子なりの自信を育てていくことが正解です!
(3)離れ:小学生(高学年)~中学生

最後は、小学生(高学年)~中学生。
この時期になると”離れ”を経験します。
クラスで私立中学を受験する子がいたり、
塾に通うために友達が一緒に遊べなくなったり……。
今まで経験したことがないものなので、戸惑うことも多いです。
こういった離れの不安をうまく乗り越えるためには、
前の”同じ”や”違い”をしっかり経験させて、
自分に自信をつけることが大切になります。
これが俗に言う、自己肯定感です。このふたつを意識してください。
ちなみにこの時期は、子どもだけではなく、
親自身も子どもが離れていくように感じます。
親が子どもの持つ不安をしっかり受け止めてやりながら、
親自身も離れていく子を受け止めるようにしましょう。

以上、成長時期ごとに感じる不安とその減らし方でした。
読んでみて、あなたはどんなことを感じましたか? 
子どもには十分な”同じ”と”違い”の経験が
必要ということがよくわかったのではないでしょうか。
いつか子どもは、親の手を離れていくものです。
そのときまで、自分に自信がつくような子育てをしていきませんか?
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