政府 適切な保育支援の情報提供 市区町村にコーディネーター配置

SankeiBiz
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 政府は2014年度から、子育て中の保護者に保育所などの情報を提供したり、
仲介したりする“コーディネーター”を市区町村に配置する事業を始める。

 15年度からの新たな子育て支援制度で保育サービスや施設の選択肢が増えるため、
保護者がそれらの十分な情報を得て適切な保育を選べるように支援するのが狙い。

 内閣府は人件費などを助成するため14年度予算案に約54億円を計上。
新制度では、定員が6~19人の「小規模保育」や
幼稚園と保育所の機能を併せ持つ新しい「認定こども園」など
施設や保育サービスが増える。
しかし、幼稚園と保育所しか知らない保護者も多いため、
必要に応じて地域にできた新しい施設を紹介する役割も受け持つ。

 配置は、親子が通いやすい地域の子育て広場や保育所などを想定。
NPO法人(特定非営利活動法人)などへの業務委託も可能だが、
保育士や保健師の資格を持つ人のほか、育児・保育の経験者を充てる。
大都市向けに、保育コンシェルジュのような
保育サービスの利用支援に特化した事業も認める。
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