“ミマモルメ”好評 児童の校門通過メール配信

大阪日日新聞
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 阪神電鉄が提供している児童の校門通過情報を保護者にメールで配信する
「阪神あんしんサービス 登下校ミマモルメ」を導入する小学校が
大阪府や兵庫県をはじめ、全国各地に広がりをみせている。
また、神戸市内では同サービスを導入した分譲マンションが建設されるなど、
安心安全のニーズはますます高まっていきそうだ。

 ICカードを持った児童が登下校時に校門を通過すると、
校門に設置された受信アンテナがICカードから通過情報を読み取って
登録されている保護者のメールアドレスに自動配信する仕組み。

 同社が沿線向けのサービスとして2011年4月から開始。
大阪府や兵庫県、京都府などの近畿エリアを皮切りに、
東京都や神奈川県などの関東エリア、岐阜県、福岡県と全国に広がり、
14年1月現在、全国10都府県の小中学校合わせて
381校、約7万1千人が利用している。

 さらに、来年10月に神戸市内に竣工(しゅんこう)予定の
分譲マンション「ワコーレシティ神戸三宮」にサービス導入が決定。
同マンションが建設される校区の小学校ではすでに同サービスを導入しており、
マンションに入居することで、従来の校門通過情報に加えて
マンションの入り口通過情報も配信され、
子どもの外出や帰宅時間を正確に知ることができるようになる。

 同サービスがマンションに導入されるのはこのマンションが初めてで、
同社の担当者は「今後も新築の分譲マンションを中心に
『ミマモルメ』の導入を広めていきたい」と意気込む。

 また、小中学校への導入も順調に増えており、
担当者は「本年度中には400校に到達する見通し」と手応えを感じている。
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