竪穴住居再現に挑戦 南ア・子どもの村中でかやぶき作業

山梨日日新聞
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 南アルプス市徳永の私立「南アルプス子どもの村中」の生徒13人が、
竪穴住居作りに挑戦している。
古代の人の生活を再現しようと取り組んでいる総合学習の一環で、
「昔の人の生活を体験したい」と子どもたちが提案した。
30日は、かやぶき職人の指導を受けながら、
組み上げた骨組みにカヤをふく作業に取りかかった。

 同校によると、授業は昨年4月から始まり、
市文化財課の職員らを招いて、古代の生活を体験。
これまでに石器を使った料理作りや火起こしなどを行った。

 竪穴住居作りは昨年9月からスタート。
同校の駐車場に深さ約50センチの穴を掘るところから始め、
柱を立てて、屋根の骨組みを作ったほか、
カヤの原料となるススキやチガヤを河原などから切り出した。

 30日は古民家の修復などを手掛ける石川工務店(甲州市)の職人から指導を受け、
かやぶきに挑戦。住居の側面にカヤをふき、
針金や竹で固定する作業を行った。2月末までの完成を目指している。

 竪穴住居の設計を担当した2年の中堀雄太君は
「ここまで完璧にできるとは思っていなかった。
かやぶき作業は難しいが、最後までしっかり作って、
寝泊まりできるような住居にしたい」と話していた。
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