子どもの性同一性障害、文科省が初の実態調査

朝日新聞
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 性同一性障害を抱える児童生徒について、
文部科学省が24日、初の実態調査を始めた。
全国の小中高校などが把握している該当の児童生徒の人数や、
学校の対応などを調べる。
調査結果をもとに、性同一性障害のある子どもへの対応を充実させたい考えだ。

 文科省が同日、全国の都道府県教育委員会などに調査を依頼した。
調査項目は、該当する児童生徒数、戸籍上の性別、
学校による特別な配慮の有無や内容など。
任意回答の欄では、該当する子どもの性別の取り扱いや、
他の子どもへの指導の有無などについても尋ねている。

 調査対象は学校が把握済みのケースに限り、新たな確認は求めていない。
文科省は2010年、該当する子どもの相談に応じることや
医療機関との連携を求める通知を全国の学校向けに出したが、
「対応の充実が求められており、実態把握が必要と判断した」としている。(岡雄一郎)
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