あなたの健康百科様
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意識、痙攣、出血の確認を
つかまり立ちから歩き始め、やがて走り回るようになる。
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意識、痙攣、出血の確認を
つかまり立ちから歩き始め、やがて走り回るようになる。
この頃の子供は成長が楽しみな一方、転んで家具や床などに
頭をぶつける危険性が高まるため、親は心配だ。
万一、頭をぶつけた場合、どうやって対処すればよいのか。
東京女子医科大学八千代医療センター(千葉県)の
寺井勝病院長(小児科)に聞いた。
意識がない、痙攣(けいれん)がある、
出血が止まらないといった場合は救急受診をした方がよいという。
たんこぶも軽視しないで
つかまり立ちができるようになる生後8~12カ月は、
たんこぶも軽視しないで
つかまり立ちができるようになる生後8~12カ月は、
頭の重さが体重の5分の1から4分の1を占めるため、バランスが悪い。
また、頭の骨は薄くて軟らかいので、
ソファぐらいの高さから落ちただけでもケガをしやすい。
寺井院長は「家事に気を取られて子供を洗濯機の上に座らせたことを忘れ、
寺井院長は「家事に気を取られて子供を洗濯機の上に座らせたことを忘れ、
気付いたら床に落ちていたというケースもあります。
高所になるほど落ちて頭を打ったときの衝撃は大きく、
重傷になる可能性が高くなります」と説明する。
子供の頭部打撲で最も気を付けなければならないのは、
子供の頭部打撲で最も気を付けなければならないのは、
硬膜外出血など頭蓋骨と脳を隔てる膜の部分で出血した場合だ。
血液が脳を圧迫してさまざまな症状を引き起こす。
だんだんと元気がなくなり、意識状態が変わった場合は要注意。
通常は6時間以内に症状が出ることが多い。
「意識がない、痙攣(けいれん)がある、
「意識がない、痙攣(けいれん)がある、
出血が止まらないといった場合は救急車を呼んでください。
何度も嘔吐(おうと)したり、大きなたんこぶができたりした場合も、
できるだけ早く救急病院へ連れていった方がよいでしょう。
すぐに泣いて、他に症状がなければ様子を見ながら、
心配ならかかりつけ医に診てもらうことをお勧めします」と寺井院長は助言する。
歯ブラシやスプーンなどにも注意
子供の事故を防ぐには、とがった物や硬い物は片付けておく。
子供の事故を防ぐには、とがった物や硬い物は片付けておく。
また、歯ブラシ、スプーン、フォーク、ストローなど、
口にくわえたまま転倒すると危険な物は、
頭を強くぶつけたときの症状と対処法などを紹介している。
また、厚生労働省の小児急病電話相談(電話番号は♯8000)も、
主に平日・休日の夜間に開設されている。
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