YOMIURI ONLINE様
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4月からの新生活で使い始める人も多いだろう。
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「SGマーク」を目安に
買い物や保育所への送迎などの際、幼児用座席を使って
子どもを自転車に同乗させる人は多い。
便利な反面、転倒や事故の危険もある。
便利な反面、転倒や事故の危険もある。
交通ルールを守り、安全な乗り降りにも注意したい。
「ヘルメットと座席のシートベルトは、必ず着けてください」。
「ヘルメットと座席のシートベルトは、必ず着けてください」。
2月中旬、大阪市中央区で開かれた交通安全教室。
大阪府警の女性警察官が親子ら約250人に、
ぬいぐるみを使って子どもを同乗させるときの注意点を説明した。
参加した大阪府守口市の女性(45)は
「幼稚園に通う息子を乗せていたとき、バランスを崩して倒れそうになり、
ヒヤリとした」と振り返る。
警察庁の統計によると、2012年、自転車同乗中に死傷した
警察庁の統計によると、2012年、自転車同乗中に死傷した
6歳未満は1227人(死者1人)。
けがの部位で最も多かったのが頭部で、4割を占めていた。
大阪府警が昨年起きた事故を分析したところ、
大阪府警が昨年起きた事故を分析したところ、
けが人212人のうち、出合い頭に車などと衝突した事故は最多の113人で、
ヘルメットの着用率は14・2%だった。
都道府県の公安委員会規則では、
都道府県の公安委員会規則では、
幼児用座席を設けた自転車に同乗させることができるのは6歳未満。
道路交通法では、ヘルメット着用が保護者の努力義務となっている。
シートベルトの着用も、昨年12月、
公安委員会の交通安全教育の指針に盛り込まれた。
また、幼児2人を同乗させる場合は、
また、幼児2人を同乗させる場合は、
強度や安定性などの安全基準を満たした自転車に限られるので確認が必要だ。
大阪府警交通総務課警部の高木一光さんは
大阪府警交通総務課警部の高木一光さんは
「乗降時に子どもが落下する事故もあるので、
ヘルメットは乗る前に着用させ、降りた後に脱がせるようにしてください」と話す。
平らな場所でスタンドを立て、周囲の交通状況を確認して降ろす。
子どもを座席に乗せたまま、その場を離れるのは厳禁。
安全なヘルメットや幼児用座席を選ぶ目安は、
安全なヘルメットや幼児用座席を選ぶ目安は、
製品安全協会が認証する「SGマーク」だ。
あごひもが付いたヘルメットは、ぴったりフィットするよう長さを調整できる。
自転車に関する啓発活動をする「自転車文化センター」(東京)の
自転車に関する啓発活動をする「自転車文化センター」(東京)の
村山吾郎さんは「販売店で頭の大きさを測ってもらい、サイズに合ったものを選ぶ。
ずれたり脱げたりしないか、実際にかぶって確かめてほしい」と助言する。
座席は、SGマークの基準では、
座席は、SGマークの基準では、
前に取り付けるタイプは子どもの体重が8~15キロ・グラム、
後ろに取り付けるタイプは8~22キロ・グラムと定められている。
背もたれに頭を守るガードが付いたものや、
足が車輪に巻き込まれないように防護カバーが付いたものなどを選ぶと安心だ。
4月からの新生活で使い始める人も多いだろう。
1人で乗る場合に比べ、バランスが取りにくいため、
安全な場所で十分に慣れることが大切だ。
「発進時やカーブを曲がる際は、ふらつきやすくなるので注意する。
段差が大きい場所は、自転車を降りて押した方がよい」と村山さん。
歩行者との衝突などで加害者になるケースもある。
歩行者との衝突などで加害者になるケースもある。
自転車事故の補償が充実した保険も増えているので、加入を検討する。
■乳児用座席を使用する際の注意点 ・ヘルメットとシートベルトを着用する ・ヘルメットは、子どもを座席に乗せる前に着け、降ろした後で外す ・安定した場所で自転車のスタンドを立て、周囲の安全を確認してから子どもを降ろす ・座席に子どもを乗せたら、自転車から離れない ・安全な場所で運転を練習してから乗る (高木さん、村山さんの話を基に作成) |