神奈川・大和プール事故 「過失は重い」 保育士に罰金50万円求刑

msn産経ニュース
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 神奈川県大和市の学校法人西山学園大和幼稚園の室内プールで
平成23年7月、水遊びをしていた伊礼(いれい)貴弘ちゃん=当時(3)、
同市鶴間=が溺れて死亡した事故で、
業務上過失致死罪に問われた相模原市南区の
保育士、平有紀江被告(23)の論告求刑公判が
25日、横浜地裁(毛利晴光裁判長)で開かれ、
検察側は罰金50万円を求刑した。

 検察側は論告で「新任教諭だったことや、
十分な教育指導を受けていなかったことなどを考慮しても、
幼稚園教諭としての基本的な注意義務を果たさなかった過失は重い」と指摘。
弁護側は過失を認めつつ「園の安全管理の制度的な欠陥があった」などと述べ、
寛大な判決を求めた。

 被害者参加制度で裁判に参加した貴弘ちゃんの父、
康弘さん(39)と母、利奈さん(39)の代理人弁護士は
「懲役、少なくとも禁錮刑が相当」と主張。
利奈さんは意見陳述で「(貴弘ちゃんと過ごした)毎日が楽しくてあっという間でした。
未来が楽しみで仕方なかった。
(このような事件は)私達で終わりにしてほしい」と訴えた。
平被告は「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話した。
判決は3月24日に言い渡される。
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