乳児死亡で保育ママらを提訴

YOMIURI ONLINE
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 横須賀市で2010年、市の家庭保育福祉員(保育ママ)の
女性(50)宅に預けられていた乳児がミルクをのどに詰まらせて死亡した事故で、
母親の会社員須田博美さん(38)(横須賀市武)が
25日、女性と市を相手に慰謝料など約7100万円を求める訴えを
横浜地裁横須賀支部に起こした。

 訴状によると、女性は同年9月27日、市内の自宅で、
須田さんの長男颯生(そうせい)ちゃん(当時3か月)にミルクを飲ませた後、
自分とは別の部屋に寝かせた。
呼吸の確認を漫然と行うなど注意義務を怠ったため異変に気づかず、
同日午後2時頃、吐いたミルクをのどに詰まらせた颯生ちゃんを窒息死させたとされる。
市は女性に対し適切な助言・指導をしていなかったとしている。

 事故では昨年6月、浦賀署が、女性を業務上過失致死容疑で
横浜地検横須賀支部に書類送検している。

 記者会見した須田さんは「真実が分からないまま3年が過ぎた」と話し、
訴訟が同種事故の再発防止につながることを願った。
吉田雄人市長は「提訴の詳細を承知しておらず、コメントは控える」としている。
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