子どもが怪我して泣いてもすぐに笑顔を取り戻す「魔法の手順」

日刊アメーバニュース
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あっちにぶつけたり、こっちですりむいたり。
好奇心旺盛な子どもに怪我はつきものですよね。
しかし、なかなか泣き止まずに困ってしまうことも……。
そんなとき、皆さんはどう対応していますか? 
実は子どもが泣き続けるか、笑顔になるかは大人の対応一つで決まるのです。
今回は整体ボディワーカー山上亮さんの著書
『子どものこころにふれる 整体的子育て』から、
「痛い!」を笑顔に変える魔法の手順をご紹介します。

■1:まずは受け止めてあげる
例えば、外出先で子どもが転んで泣いてしまったとき、
「大丈夫よ」と声をかけていませんか?
目立った傷がなかったり、急いでいたり、下の子を連れていたりすると、
「この程度なら大丈夫」と思いがちです。
でも、ちょっと待って! 
何気なく声をかけてしまう「大丈夫よ」は、子どもの痛みを取りません。
自分に置き換えて考えてみてください。
あなたは頭痛がして、パパに「頭が痛い」と言うとします。
その時パパが「大丈夫だよ」と返してきたらどう思いますか?
「自分のことじゃないのに、どうして大丈夫なんて気安く言えるの!」と、
カチンとくるのではないでしょうか。子どもの気持ちも同じこと。
「痛い」と訴えているのにそれを否定されては腑に落ちないのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
それはまず、最初に子どもの訴えを丸ごと受け入れてあげることです。
「痛かったね」と訴えを認めてあげましょう。
怪我自体は肉体的なものであっても、痛みには心理的な状況が大きく絡んでいるので、
痛みに寄り添ってもらうことで子どもは「わかってもらえた」と安心するのです。
ここで、もう一つポイントがあります。
それは「痛いね」ではなく「痛かったね」と過去形で答えてあげること。
「負け戦は治りが悪い」という言葉があるように、
怪我に不満や未練などがあると痛みは増し、治りが悪くなります。
そこで怪我に心を残さないためにも、「痛かったね」と過去形にすることで、
いつまでも痛みにとらわれないように、さりげなく方向をかえてあげるのです。

■2:次は”愉気”してあげる
愉気とは、痛いところや気になるところに手を当てるという、
いわば手当てのことをさす整体用語です。
私たちは痛いところに自然に手を当てますよね。
このことからも手当ては本能的な治癒の方法と言えます。
子どもに痛い場所を聞いたら、そこに手を当てて意識を集中してあげましょう。
手のひらから子どもの体の声を聞くイメージで、愉気してあげてくださいね。

■3:最後はタイミングを見ておまじないをかける

既に実践されているママも多い「痛いの痛いの飛んでいけ!」のおまじない。
これは、本当に効くのです。
しかし、おまじないにもコツがあります。それは、唱えるタイミング。
痛がって呼吸が浅く早いうちは、おまじないがまだ効きません。
上記の手順(1)、(2)を行った上で子どもの呼吸が落ち着いてくる頃を見計らい
おまじないをかけ、意識を痛みから転換してあげましょう。
おまじないは、どんな呪文でもオーケー。
ちなみに我が家では「痛いのとってあげるね。しゅーっ!」と言えば
「治った!」と、大抵ご機嫌になります。
「しゅー!」のときは痛みを吸い取るイメージでやってみてください!

以上、子どもの「痛い!」を笑顔に変える魔法の手順、いかがでしたか? 
“受け入れる”、“触れる”、“おまじない”この手順を心得て、
ぜひ一度試してみてくださいね。
この他にも整体に即した子どもとの接し方について
日常の中で役立つ知識や方法が
『子どものこころにふれる 整体的子育て』にはたくさん載っています。
興味のあるママは、是非読んでみてください!
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