全国学テ、校内正答率公表へ 児童生徒と保護者に岡山市教委

山陽新聞
------------------------------------------------------------------------------------------------
 岡山市教委は25日、小学6年と中学3年を対象とする
文部科学省の全国学力テストについて、
テストを受けた児童生徒とその保護者に各教科の設問ごとに
自校の正答率を示すことを決めた。
併せて、学校ごとに成果や課題をまとめた改善プランを
市教委ホームページ(HP)で公表すると決定。2014年度のテストから実施する。

 文科省は14年度から市町村教委による学校別成績の公表を解禁するが、
岡山市教委指導課は「学校の序列化や過度な競争につながる恐れがある」とし、
学校別の各教科正答率(全設問の合計)は公表しない。

 各教科の設問ごとの正答率は自校とともに、
岡山市全体と全国の正答率をそれぞれ記し、比較できるようにする。
校外での読書時間など学習・生活状況をまとめた図表も示す。

 HPでの公表内容は、テスト結果を受けて
各校が統一書式で成果や課題、対応を記す改善プラン
▽岡山市全体の各教科の設問ごとの正答率
▽学力や生活習慣の向上に効果を挙げた学校の取り組み―の3点。
同課は「学校、保護者、地域が問題意識を共有し、
児童生徒の学習改善につなげたい」としている。

 岡山県教委によると、県内では13年度から奈義町が
全2小中の各教科正答率を広報紙で公表、
津山市が市教委HPで各校の結果を文章で説明している。
------------------------------------------------------------------------------------------------