福岡のこどもシェルター一時閉鎖へ、補助金大幅減で

YOMIURI ONLINE
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 虐待などで家庭に居場所を失った10代後半の子どもを
一時的に受け入れる福岡県内の子どもシェルター「ここ」が、
今月末に一時閉鎖されることになった。
行政が補助する運営費が大幅に減額されるためで、
開設から2年余りで運営難に陥った。
九州にシェルターは1か所しかなく、関係者から
「家庭に居場所のない子の受け皿がなくなる」と危惧する声が上がっている。

 全国に子どもシェルターは9か所あり、閉鎖されるのは初めて。
「ここ」は少女専用のシェルターで、
2012年2月、NPO法人そだちの樹(理事長・橋山吉統よしのり弁護士)が
福岡市近郊に開設した。

 「ここ」では、4人の職員が、親から虐待を受けて避難してきた
子どもを平均2か月間入居させ、食事や衣服を提供。
一人暮らしができるようにするなどの支援を行い、
退去後の相談には弁護士が対応してきた。
避難してきた子どもの安全を守るため、シェルターの所在地は公表していない。
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