幼児語はもう時代遅れ!使わない方が子どもの言語能力は上がる

日刊アメーバニュース
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子どもに幼児語を使うのは、時代遅れの風潮があるのかもしれません!
昔は、「あんよ上手ね」「マンマ食べようね」「ないないしてね」
といった幼児語を耳にすることが多かったです。
しかし、最近は、幼児語を連呼するママはあまり多くないように感じます。
でも、これはとってもいい傾向! 
親が幼児語を使わないようにすることは、子どもの言語能力を伸ばすからです。
そこで今回は、幼児語を使わないようにする方法を、
『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』の
著者の立石美津子がお伝えします。

■正しい日本語を大人から学ぶので幼児語はNG!
つぶらな瞳の子どもが「ワンワン大ちゅき!」「マンマおいちい!」なんて言っていると、
可愛くて思わず抱き締めたくなりますよね!
けれども、子どもと一緒になって「ワンワンだいちゅきなの?」
「マンマおいちいでちゅか?」などとつられて答えていると、
いつまでも幼児語からは卒業できません。
もちろん、子どもが舌足らずで幼児語を使うのは仕方ありません。
でも、大人が真似をしない方がベター。
というのも、子どもは、大人から正しい日本語を聞いて
言葉を獲得していくからです。
子どもが「お母さん指」「お父さん指」と言ったときに
「そうね、人差し指ね」「親指ね」と言ったり、
「ないないする」と言ったときに「片付けようね」「整理整頓しようね」
と言ったりしてみましょう。

■幼児語を使わないと子どもの言葉が豊かになる!
小学生に作文を書かせると、「雨が降っている」としか書けない子どもと
「雨がザーザー降っている」と表現できる子どもがいます。表現力が高いですよね。
小さい頃から、「雨こんこん降ってきた」と言ったときに
「そうね、雨がシトシト降ってきたね」なんて受け答えしている家庭の子どもは、
言葉がどんどん豊かになります。
とはいえ、大人の言葉だけでは限界があります。
そのため、絵本の読み聞かせをしていると、沢山の表現に触れることができますよ。
絵本がいいのは、
・土砂降りの雨が降ってきた
・雨がザーザー降ってきた
・雨がパラパラ降ってきた
・雨がシトシト降ってきた
など、文章に様々な表現がされているからです。
言葉が豊かということは、それだけ深く思考しているということ。
自分の感情の整理もできるようになります。
大人からの正しい日本語を聞き、さらに沢山の絵本の読み聞かせをしていると、
豊かな表現ができるようになりますよ!

ただし、最後に注意点がひとつ。
大人が言い直しをしないでください。
例えば、子どもが「お母さん指」と言ったときに
「そうじゃないでしょ。人差し指でしょ!」と言ったり、
「シーシーちたい」と言ったとき「違うでしょ!トイレに行きたいでしょ!」と言ったり。
これをやってしまうと「何か喋ると細かく注意される」と感じ、
心にひずみが生じてしまいます。
幼児言葉に変換することなく、ただただ大人が普通に喋るのを聞かせていれば、
幼児語は自然消滅しますよ!
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