これで子どもの将来も安心!ストレスにならないお菓子との接し方

日刊アメーバニュース
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子どもに「お菓子は食べちゃダメだよ」と話しているママはいませんか? 
お菓子に含まれる白砂糖は、できるだけ口にしない方が体と歯にいいですよね。
だから、遠ざけたくなるのが親心。
しかし、成長すれば子どもの行動範囲は広がります。
子どもが今まで食べてこなかったお菓子の存在に気付いたとき、
あなたならどのように対処しますか?
……ちょっと考えてしまいますよね。
実は、この問題について頭を悩ませているママは非常に多いのです!
そこで、食育セラピストの浅見悦子さんに相談して、
有益なアドバイスをいただきました。
さっそく以下から、子どもとお菓子の付き合い方についてお話しします!

■アレルギーの場合は代わりのものを用意してもらおう
そもそも、外でチョコやアメのようなお菓子をもらっても、
3歳くらいまでならいつもそばにいる母親が「まだ食べさせていませんので」と
丁寧にお断りできると思います。
また、これがアレルギーの場合は、
「絶対に食べてはいけないもの」と言って除去もできます。
健康に関わるものなので、親が代わりを用意してあげれば、
その子も我慢するストレスをそこまで感じなくて済むはず。
実際、浅見さんの友達は卵アレルギーの子どもが
お友達の誕生日に呼ばれてみんなで誕生日ケーキを食べることになったとき、
事前にその子用に卵を使ってないケーキをお願いしていました。
これなら、みんなが楽しくおいしそうに食べているのを見てつまらなくなったり、
孤独感を感じたりしませんよね。
ですが、お菓子の場合、どうすればいいのでしょうか?

■外でお菓子をもらったら子どもに選ばせてあげよう
例えば、幼稚園などでジャンク菓子の詰め合わせをもらったとき。
うまい棒やチョコ・ラムネ・アメなどのお菓子が
10個くらい入った袋をもらうこと、結構ありますよね。
この詰め合わせをみんなが食べているのに自分だけは我慢、
となると6歳未満の子は理由が理解できないかもしれません。
浅見さんはこんなとき、全部を食べてはいけないというのではなくて、
「この中から2個だけ好きなものを選んでいいよ。
他はお母さんがもらうね」と言ったそうです。
これなら、子どもは「自分で選んだものは食べられた」という満足感があります。
浅見さんは「少しくらいなら嗜好品を楽しんでも、
子どもの体には排出できる能力があると思う」と言います。
お菓子禁止は、その子どもの性格によりますが、食べられない”ストレス”も心配です。
浅見さんのように、ママが「食べてはダメ」と排除するのではなく、
子どもには自分が選んだものだけ食べさせて
他のものは食べさせないようにすれば、
食べさせたくないものを避けられるのではないでしょうか?
また、もっと大きくなると、押し付けられると反発したくなるので、
小さいうちから話し合って自分で選択できるようにしていくことが大切。
「どうして白砂糖やトランス脂肪酸が入ったお菓子が体に悪いのか」は、
小学生くらいから話していけば、子どもも理解できますよ。

■お菓子の代わりにおにぎりと子どもが満足するおやつを少し食べさせよう

あと、お菓子の代わりに何を食べさせたらいいのかも、悩ましくありませんか? 
浅見さんは、小学生のお子さんふたりに
「おにぎりと角砂糖くらいのチョコを1つ(5gくらい)」
おやつとしてあげているそうです。
チョコでなくても、おせんべいなど子どもが好きなものを少量つけるのは、
満足感を満たしてあげることが目的です。
「お腹の満腹感(おにぎり)と、おやつとしての
満足感を味わってもらいたい」と浅見さん。
同時に、食べているもので身体は作られていることを伝えてあげてください。
食べるものを子ども自身の頭で判断していけるよう、導いてあげるのが一番です。
さらに、このときはただ「ダメ」と言うのではなく、
「この食べ物は身体が喜んで力になるものかな?」や
「どうして添加物がいけないのかな?」とお子さんと一緒に勉強してみるといいと思います!
そして、みんなで楽しく味わっていただくこともとても大切です。
筆者は、3歳の娘に簡単に話したところ、
「ご飯は栄養があるけど、お菓子は栄養がなくて
むし歯になっちゃうかもしれないから、これくらいでやめとく!」
とあまり食べ過ぎないようになりました。
小さくても、伝えればわかってくれると思います。
小さいうちのおやつについては、浅見さんから
「食事の補助と考えて蒸し芋やパン・豆などを出すのも
ひとつの方法」と教えていただきました。
確かに、蒸し芋なら満足してくれそうですよね。

浅見さんのお話を聞いて、子どもとお菓子が将来うまく付き合っていけるように
親が教えることの大事さがよくわかりましたね。
その子の成長段階と性格を一番良くわかっているママがよく見て、
家庭の方針を旦那さんや両親を含めて、考えてあげませんか? 
すると、子どもの心にも負担なく、白砂糖の害を受けて入れてくれると思いますよ!
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