お金で失敗させたくない!子どもの「金銭感覚」を上手に育てる方法6つ

Peachy
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子どもたちが新学年や進学・就職といった人生の節目を迎え、
新しい環境に巣立っていく姿は、親にとって何だか眩しいですよね。

新しい門出を迎えるにあたって、お子さんの金銭感覚を、いま一度見直してみませんか? 
あなたのお子さんは、お財布の管理は自分でしていますか。
大学に進学して親元を離れたり、新社会人になる前に、
正しい金銭感覚を育ててあげるのも大切な親の役目です。

そこで今回は、アメリカの女性誌『Woman’s Day』の記事を参考に、
“子どもの金銭感覚を養うために親がすべき教育法”6つをご紹介します。

■1:失敗を見守る

せっかくもらったお小遣いやお年玉を、おもちゃを買って全部使い果たしてしまった……。

そんな時は、“買う前に止める”よりも、「本当にそれでいいのね?」と念を押して、
失敗を黙って見守ってあげてください。
大人になってから「お給料を全部ブランド品につぎこんだ」なんてことになる前に、
生活に影響のない子どものうちに失敗させ、
“こうしてはいけない”という教訓を学ばせましょう。

ただし、お金がなくなったからといって、
「しょうがないなあ~」と追加でお小遣いを渡すのはNGです! 
使ったらお金はなくなる、ということを覚えさせてください。

■2:貯金箱などにお金をためさせる

欲しいものがある場合、親が買ってあげるのではなく、
子どもにお手伝いなどをさせ、稼いだ小銭を貯金させて買わせましょう。
定期的に貯金箱の中身を数えて、増えたお金を実感させると
モチベーションも上がるはずです。

実際に“あるお金”で買い物させる習慣を身につければ、
将来クレジットカードを乱用して“ないお金”で買い物することを防止できます。
ただ、「せっかく貯金したのに、税金分だけ足りなかった」などという場合は、
ちょっと助けてあげるのもOKです!

■3:お金を稼ぐことを教える

“お手伝いをしたらお小遣いがもらえる”という制度を利用すると、
子どもは労働、そしてお金の大切さを実際に理解してくれるでしょう。
“どのお手伝いをしたらいくらもらえるのか”といった表を作って
毎回お手伝い後に記入させ、1週間、
または1ヶ月に一度、お給料日を設定して、達成額をきちんと伝えましょう。

たまにボーナスがあったら、やる気が増すかもしれませんね!

■4:現金で買うことを教える

子どもが成長すると、買い物の内容も高額になりますよね。
車や住宅を購入する年齢になる前に、
“現金の大切さ”を子どもの頭にしっかり植えつけておきたいものです。

社会人になった途端に新車を購入して、毎月5万円がローンに消え、
結局親のすねかじり……という事態を未然に防ぐには、
幼少の頃からお金について教育することが必須です。
持っているお金と相応のものを購入させる習慣をつけましょう。

■5:クレジットカード使用を避けさせる

困ったとき、持っていると便利なクレジットカード。
でも、普段から“ないお金”で物を購入する習慣をつけると、
返済時に困ったことになる恐れが……。

クレジットカードは“お金が出てくる魔法のカード”ではありません。
買い物や旅行の楽しみを先に味わっても、後に残るのは大きな支払いです。
大学生や社会人になる前に、クレジットカードを使用することを
なるべく避ける教育をしておきましょう。

■6:寄付の大切さを教える

“手伝いをすればお小遣いがもらえる”ということが、
幸運であることを子どもに知らせるべきです。
世の中には、家庭や健康上の事情で、
お小遣いやプレゼントをもらうなんて夢、という家もあります。

また、お金を寄付することで、いかに困った人を助けることができるか、
ということを子どもに実感させるのは素晴らしいこと。
一定の金額を設定し、子どもが興味を持った機関に寄付させてください。
自分の稼いだお金が人の役に立つと分かれば、
お金だけでなく、大事な情操教育にも繋がるはずです。

以上、“子どもに対するマネー教育実践法”をご紹介しましたが、いかがでしたか? 
お金の遣い方は、大人になって自然に身に付くものではありません。
労働と貯金の大切さを小さい頃から教えれば、
将来的には金銭管理がしっかりできる大人になり、親の心配も減ることになるでしょう。
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