小規模保育 モデル事業始まる 横浜の2施設 待機児童対策で

東京新聞
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 国が来年度始める「小規模保育」制度を先取りした「小規模保育モデル事業」が
二十一日、県内で初めて横浜市内の二施設で始まった。
待機児童問題が厳しさを増す中、
市は「用地確保が難しい都市部でも早く造れる」と整備を進めている。

 ゼロ~二歳児が対象で定員は十九人以下。
一人当たりの面積は認可保育所と同じで、
保育従事者全員が保育士のA型と、三分の二以上のB型がある。

 新設されたのはA型二カ所。「キッズパートナー大倉山」(港北区)では
東京都内の運営会社が、保育士六人と調理員二人で子ども十九人を預かる。
区の駐車場に市が建てたプレハブに保育室(約五十四平方メートル)や調理室を設置。
園庭は約四十二平方メートルで、公園を利用するほか、近くの保育園とも連携する。

 開所式にはゼロ~一歳児十三人が参加。
認可保育所など約十カ所を断られた母親は「三月にやっと決まり、うれしかった」。
別の母親は「小規模なので保育士の目が届く。
でも、三歳で出た後のことも考えなくては」と話した。 (橋本誠)
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