生徒や保護者、教員や学校5段階評価…長野

YOMIURI ONLINE
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 長野県教委は24日の定例会で、
生徒や保護者が匿名で教員や学校を5段階で評価する
新制度を県立校で年度内に導入する方針を決めた。

 県教委は、評価結果を学校便りや各校のホームページに公表してもらいながら、
学校運営の改善につなげてもらいたいとしている。
対象となるのは、県立中学校2校、県立高校83校、県立特別支援学校19校。
公立小学校370校と公立中学校186校には任意で取り組んでもらう。

 授業評価は、「分かりやすく充実した授業を行っているか」を
生徒がマークシート式で回答。
授業に関する意見や要望も自由記述できるようにする。
学校評価は保護者も含め、「学校の教育活動をどう思うか」
「担任はクラスが楽しく安心できるように努力しているか」などを5段階評価し、
記述欄を大きく設ける。

 県教委によると、これまでも一部高校では授業アンケートなどが行われてきたという。
伊藤学司教育長は定例会後の記者見で、
「将来的には公立校の全校でやりたい」と話した。
相次ぐ教員の不祥事を受けて県と県教委が設置した
「教員の資質向上・教育制度あり方検討会議」が
匿名性を担保した教員評価などの導入を提言していた。
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