名古屋市、いじめ防止基本方針案 子供の活動参加促す

日本経済新聞
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 名古屋市教育委員会は22日、市のいじめ防止基本方針案を公表した。
子供がいじめ防止活動に主体的に参加したり、
定期的な学校生活のアンケート調査などを盛り込んだ。
国のいじめ防止対策推進法に基づき、策定しており、
いじめの未然防止や早期発見につなげていく。
市民からパブリックコメントで意見を募り、7月をメドに基本方針をまとめる。

 同市南区の中学2年の男子生徒(当時13)がいじめを受け自殺した問題で
市の検証委員会が報告書を3月に提出した。

 基本方針案は報告書の内容を踏まえ、
子供がいじめ防止活動に取り組んだり、
いじめへの具体的な対処方法などを学ぶ教育プログラムを実践する。
スクールカウンセラーらで構成する「なごや子ども応援委員会」が
学級実態を把握して学校と連携を図るとしている。

 名古屋市内でいじめを受けた児童生徒数は、
市が把握しているだけで、2011年度に1595人、12年度は1635人に増加した。
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