【大分】県の学力テスト、前日に児童らに問題解かせる

YOMIURI ONLINE
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 大分県由布市教育委員会は25日、市立小の男性教諭(50歳代)が、
今月15日に行われた県独自の学力テストの前日、
担任するクラスの児童たちに問題を解かせ、答えを教えていたと発表した。

 教諭は「子供たちに自信を付けさせたかった」と釈明しているという。

 発表によると、学力テストは県内の小学5年生と中学2年生を対象に実施。
教諭は問題が学校に届いた11日、校長の許可を受け、
金庫に保管してあった国語、算数、理科の問題を教頭から受け取った。

 教諭はテスト前日の14日、授業時間に
コピーを配って児童に問題を解かせ、各教科とも採点。
国語と算数は正答率が低い問題の解き方を解説した。

 学校の調べに、教諭は「魔が差した。
やってはならないことをしてしまった」と反省しているという。

 県は2003年度から毎年、独自の学力テストを実施している。
県教委は市教委の報告を待って教諭や校長らの処分を検討する方針。
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