一貫教育進める守谷市教委 児童らに学習手引書配布

東京新聞
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 国際社会で活躍できる人材育成を目指し保幼小中高一貫教育
「きらめきプロジェクト」を推進する守谷市教育委員会は、
市立の小中学校計十三校の児童、生徒と、
その保護者向けに二冊の学習の手引書を作成した。
児童、生徒約六千人に配布、新年度からプロジェクトを本格始動させた。

 市教委は昨年度から、小、中学校の教育を小学四年までの
前期、中学一年までの中期、中学三年までの後期の三段階に分割。
保育園・幼稚園から小学校、小学校から中学校、
中学校から高校と、それぞれの移行がスムーズにいくよう、
一貫性を持たせた教育プランの試行を始めた。

 昨年度は、各小学校の児童が近隣の保育園、幼稚園の園児と交流したり、
中学生が卒業した小学校の児童の算数学習をサポートしたりした。
また、中学、高校の生徒会の交流や、小、中学校の教師が相互乗り入れする
出前授業なども実施した。

 小冊子は、「学びのプラン」「家庭学習のてびき」。
試行した小、中学校の教師らがテーマごとに、
一貫教育の下での学習の在り方をまとめた。

 「学びのプラン」は「生活」と「学習」に大別。
基本的な生活習慣、学習習慣などをそれぞれの段階で、毎月の目標に沿って提示した。
「家庭学習のてびき」は小、中学生は別冊子となり、
各学年の目標や、科目ごとの自主学習の方法などを紹介している。

 市教委は「学ぶ力は家庭学習から育つ。
手引を参考に、しっかり学習してほしい」としている。(坂入基之)
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