小規模保育認可へ寄付募る 京都・長岡京の共同保育所

京都新聞
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 京都府長岡京市一文橋2丁目のひまわり共同保育所が、
新たな支援制度に基づく小規模保育事業の認可を来春にめざしている。
園舎改修など自己資金が必要となるため、
イベントを開催して地域の人たちに関連団体が寄付を呼びかけている。

 長岡京市によると、小規模保育事業の認定は、市内で計3施設がめざしている。

 産休明け保育を願う保護者などによって
1974年に自主開設されたひまわり共同保育所は設立から40年を迎え、
親や地域の支えで運営してきた。

 小規模保育事業所化に向け、運営母体を一般社団法人化し、園舎改修を計画する。
現行の園舎は民家建物で、一定面積の確保や準耐火、耐震などの工事を施す。
その間は近くの仮園舎で保育を進める。
行政の補助を見込んだり公的融資を活用しても、自己資金が必要となる。

 同保育所は例年、地域とのつながりを深め、
運営への資金を得るためにバザーなどのイベントを開催してきた。
野添公園で開いたイベントでは、子どもが音楽を楽しんだり、
食べ物の屋台や衣類、生活用品、おもちゃなどのリサイクルコーナーがにぎわった。
会場では「認可『ひまわり保育園』をつくる会」がチラシを配布し、
認可に向けた協力を呼びかけた。

 寄付金(1口5千円から)は園舎改修工事の自己負担分、
法人設立や仮園舎の費用など新たに充てる。
問い合わせは、ひまわり共同保育所内「つくる会」TEL075(952)4177。
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