食べる機能に障害ある子供指導へ教職員向けガイドブック 茨城

msn産経ニュース
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 県教育委員会は、食べる機能に障害がある子供たちの指導にあたる
教職員向けに「食事指導ガイドブック」を作製し、県内の特別支援学校や公立幼稚園、
小中学校に配布した。ガイドブックの作製は東京都と神奈川県に次いで3例目。

 食べ物をかんだり飲み込んだりするメカニズムや安全な食事指導をする上での
ポイントをまとめ、子供たちの食事支援を充実させることが目的。
作成にあたっては医師や歯科医師、看護師、作業療法士ら医療関係者のほか、
現場で指導する学校関係者も加わった。

 ガイドブックでは、食べる機能の発達と障害について、
歯科学的と栄養学的な面から解説。
子供たちの食べる機能の発達段階に応じて食事の形状や固さ、
メニューなどを紹介した。

 また、顔のストレッチなどを取り入れてかむ力を高めたケースや、
食事の際にあごを持って介助することで食事中に舌を出す回数を減らしたケースなどの
実例を掲載して、実用度を高めた。

 県教委では「食べ物による窒息や食物アレルギーも含め、
子供たちが安全で楽しく食事ができるよう個々のニーズに応じた
支援に役立てたい」としている。
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