性的虐待にわいせつ行為…続発の児童福祉施設

YOMIURI ONLINE
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 岩手県は23日、県央部の児童福祉施設で、元臨時技術職員の男性(70歳代)が、
入所していた女子児童2人に性的虐待をしていたと発表した。

 この施設では20日、別の元臨時職員の男が入所する女子中学生に
わいせつな行為をしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されている。

 県子ども子育て支援課の発表によると、男性職員は
昨年3月9日、施設内でマッサージと称し児童2人の体を触ったという。
児童が別の職員に相談して発覚した。
男性職員は事実を認め、3月26日付で懲戒解雇された。
児童らの意向で警察に被害は届け出なかった。

 県は4月と6月に施設に立ち入り、8月28日に
再発防止などを求める改善勧告をした。

 逮捕された男(67)がわいせつな行為をしたとされるのは、昨年5月1日。
性的虐待の発覚後だったことについて、
同課は「この時までに施設は再発防止策を講じるべきだった」とした。
男は容疑を否認している。

 性的虐待の公表が遅れたことについては、
施設が逮捕事案を昨年6月に県警に届け出たため、
「捜査への影響を考慮した」としている。
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