【千葉】児童生徒「セクハラ被害」67人

東京新聞
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 千葉市教育委員会は二十六日、小・中・高校、特別支援学校で
昨年度、児童生徒への体罰は十二件あったことを明らかにした。
セクシュアルハラスメント(セクハラ)を感じたと答えた児童生徒は六十七人だった。

 市による調査は初めてで、児童生徒、保護者、教職員ら約八万人を対象に実施。

 体罰は小学校で、頭やほおなどをたたく、
物でたたく、髪の毛を引っ張るなど五件、中学校で七件あった。
うち十一件は教諭を厳重注意とし、残る一件は懲戒処分する方向で調査している。

 セクハラを受けたと回答した児童生徒は、
小学校二十三人、中学校三十四人、高校十人だった。
教職員は小学校で十八人、中学校で三十四人、高校で一人、
特別支援学校で四人がそれぞれセクハラを受けたと回答した。

 調査では児童生徒が調査用紙に氏名を書いて担任に提出させる方法を採ったが、
保護者から疑問視する意見があったという。
市教委は「調査方法を再検討し、今後も調査を続けるか検討したい」としている。(砂上麻子)
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