児童25人からクリプトスポリジウム…学年閉鎖

YOMIURI ONLINE
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東京都府中市立府中第三小学校で、
5年生の多数の児童が下痢や嘔吐おうとの症状を訴え、
12日から学年閉鎖が続いている問題で、都多摩府中保健所が、
児童25人の検便から病原性微生物「クリプトスポリジウム」を検出したことが
21日、同校などへの取材でわかった。

 同保健所はこの微生物が原因の可能性が高いとみているという。
同校では同日、5年生の保護者会を開き、検査結果や注意事項などを伝えた。

 同校などによると、同保健所から20日夜、市教育委員会を通じて中間報告が入り、
17、18日に集めた検便28人分のうち25人分から、
クリプトスポリジウムを検出したという。
この微生物は家畜などの消化管に寄生して便とともに排出され、経口感染する。
塩素に耐性があり、水道水で集団感染するケースもある。

 5年生は2~6日、山梨県北杜市にある府中市の
教育施設「八ヶ岳府中山荘」に宿泊し、校外活動を実施。
5日は牧場で、牛の餌やりや搾乳などの酪農体験、
子牛とのふれあいなどを行っていた。
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