教育熱心と自覚する保護者は6割弱、重視するのは子どもの礼儀やマナー教育

ReseMom
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 子どもの教育で重視していることの1位は「礼儀、マナーを身につけること」であったが、
年収1,000万円を超える家庭では、進学先を重視する割合が高い傾向にあることが、
オウチーノ総研が7月24日に発表した「教育パパ・ママ実態調査」より明らかになった。

 同調査は、12歳以下の子どもがいる20歳~35歳の男女482人に子育てに関して、
インターネットによるアンケート調査を行った。調査期間は7月3日~7月10日。

 自分自身のことを教育熱心だと思うか質問したところ、
「とても教育熱心だと思う」14.8%と「まあまあ教育熱心だと思う」42.6%の合わせて
57.4%が教育熱心だと思っている。
一方、「あまり教育熱心だと思わない」36.4%と
「教育熱心だと思わない」6.2%を合わせた42.6%は教育熱心だと思っていない。

 また、配偶者のことを教育熱心だと思うか質問したところ、
妻のことを「とても教育熱心だと思う」と回答した夫は20.2%、
「まあまあ教育熱心だと思う」50.6%、「あまり教育熱心だと思わない」24.0%、
「教育熱心だと思わない」5.2%だった。

 一方、夫のことを「とても教育熱心だと思う」と回答した妻は10.1%、
「まあまあ教育熱心だと思う」31.0%、「あまり教育熱心だと思わない」45.6%、
「教育熱心だと思わない」13.3%だった。
夫が妻を「教育熱心」だと思っている割合は70.8%だったのに対し、
妻が夫を「教育熱心」だと思っている割合は41.1%と、約30ポイントの差がみられた。

 子どもの教育で重視していることは、1位「礼儀、マナーを身につけること」56.6%、
2位「コミュニケーション力を高めること」43.2%、
3位「自分で考える力を身につけること」40.2%、
4位「学校生活が充実すること」23.2%、5位「人間性を磨くこと」19.9%。

 年収別に結果をみると、年収1,000万円未満は全体の順位から変動はなかったが、
年収1,000万円以上の順位をみると、
1位は「礼儀、マナーを身につけること」同じだが、
2位は「コミュニケーション力を高めること」と同率で
「良い学校へ進学すること」がランクイン。
年収1,000万円を超える家庭では、進学先を重視する割合が高い傾向にある。

 子どもに習い事をさせている割合は46.7%で、
自分自身のことを教育熱心だと回答した人は55.2%が子どもに習い事をさせているのに対し、
教育熱心ではないと回答した人は35.1%だった。
習い事の内容は、1位「英会話・英語」、2位「スイミング」、
3位「通信教育」が人気のトップ3となった。

 子ども一人あたりの月謝は、「5,000円未満」24.5%、
「5,000円以上10,000円未満」34.3%、「10,000円以上15,000円未満」13.4%、
「15,000円以上20,000円未満」10.3%などとなった。
一人あたりの月謝に35,000円以上かけている割合は、
年収700万円未満では0%だったが、年収700万円以上1,000万円未満では3.8%、
年収1,000万円以上では18.6%だった。
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