東京都、保育のモデル事業募集 若者の就労支援も

日本経済新聞
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 東京都は子育て分野で民間から事業のアイデアを募り、
優れた取り組みに補助金を出すモデル事業を始める。
8月下旬に企業やNPOなどを対象に募集を始める予定だ。
都内では待機児童の増加に歯止めがかからないなど
行政の施策だけでは限界があるなか、民間から優れた事業モデルを発掘し、
課題の解決に生かす狙いだ。

 募集する事業のテーマは保育のほか、若者の就労支援や健康づくりなどを想定する。
都は今年度のモデル事業の財源として予算に約1億円を盛り込んだ。
8月25日から9月1日まで事業計画を募り、10月に補助金を出す事業者を決める。

 計画を採択した事業者は11月から来年3月まで事業を実施する。
都は2000万円を上限に、初期投資や運営費の総額の半額を助成する。

 都は来年度には20億円の基金「東京都子育て応援ファンド」を創設する計画で、
今回のモデル事業の成果を基金を活用した施策に結びつけたい考え。
「先駆的なアイデアを発掘したい」(企画計理課)としている。
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