ママに気づいて欲しい! トイレトレーニングを嫌がる子どもの気持ちとは

日刊アメ-バニュース
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【ママからのご相談】
私には2歳5か月と生後6か月の息子がいます。
下の子にもおむつ代がかかるため、
上の子には早くおむつを外して欲しいと思っているのですが、なかなか上手くいきません。
何度か成功はしたものの、最近ではトイレに行くことすら嫌がり、
そのせいで、怒るのは逆効果だと分かっているのに、
つい声を荒げてしまうことがあります。

ソワソワすることがあり、おしっこが出そうだという感覚は
分かっているとは思うのですが、子どもはどうして、
「トイレに行く」と言ってくれないのでしょうか。

●A. 嫌がる理由を考えてみましょう。

ご相談ありがとうございます。
ただ今3人目のトイトレを始めたばかりの、ママライターのアンジです。

わたしも1人目のトイレトレーニングでは出来ないことにあれこれ悩み、
ストレスから子どもと一緒に泣いたこともありました。
「何故?」「どうして?」と聞いても、子どもからは明確な答えは返ってきませんし、
怒るのは逆効果だと分かっていても、焦ってイライラしてしまうものですよね。

しかし、ママにはママの気持ちがあるように、
小さな子どもにだって子どもなりの気持ちがあります。
それを知れば、少しは穏やかな気持ちでトイトレを進めていけるかもしれません。

それでは今回は、多くのおむつ外しに携わっている保育園教諭、
そしてわたしの経験を参考に、そんな子どもの気持ちをお話しさせて頂きます。

●ママと同じように子どもも焦っています

子どもは、ママが思っているよりもずっと敏感に、
ママの気持ちを感じ取っているそうです。

「お漏らしをして欲しくない」「トイレでおしっこをして欲しい」など、
そんなママの想いを感じれば感じるほど、
子どもはそれをプレッシャーと捉えてしまい、そのプレッシャーから逃れるため、
「トイレには行きたくない!」となってしまうことがあるようなのです。

子どもにとって全てのプレッシャーが悪いとは思いません。
しかし、「出来ないことをやれ」と言われる子どもの気持ちはどうでしょうか。
戸惑いがあるでしょうし、そして、落胆したママの顔を見るたびに
悲しい気持ちになっているかもしれません。

それが無意識に、トイレへの拒否反応を起こさせてしまうことがあるのです。

●構って欲しいという気持ちからの反発心

また、2歳といえば、イヤイヤ期、もしくはダメダメ期の真っ最中ですよね。
そんな中、トイトレ以外の時に、「ママが自分の気持ちを分かってくれない」
「構ってくれない」と思うことがあると、
トイトレに対しても素直に頑張れないということがあります。

「トイレに行ってみよう!」というママの問いかけに無条件でイヤイヤをするのは、
ママにもっと自分の気持ちを分かって欲しい、というお子さんの心の声です。

ご兄弟がいると大変だということは重々承知していますが、
「まだ小さいから分からない」なんて思わず、
是非、お子さんとゆっくりスキンシップをとりながら、
何が嫌なのか話し合ってみて下さいね。

わたしの長女も、本当に半年間、全くと言っていいほど出来ませんでした。
しかしある日、あまりにも嫌がる長女に、「もう頑張らなくてもいいからね。
トイレ行くの嫌だったね。怒ってごめんね」と、
ゆっくり話をした次の日から、
本当にびっくりするくらい頑張ってくれるようになりました。

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トイレはいつか絶対に出来るようになります。

まずはプレッシャーにならない程度の声かけと、
トイレに座ることの習慣をつけながら、
どっしりとした気持ちでその時を待ちましょう。
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