赤ちゃんの歯の「まだ生えてこない…」は何ヶ月まで安心?

日刊アメーバニュース
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子育てをしていると、心配になるのが周りのお友達との成長の差だったりしますよね。
寝返りした、おすわりした、歩き始めた……という周りの声に、
ウチの子はまだだけど大丈夫なのかしら?
と初めての子育ては不安がいっぱいです。
そこで今回は、筆者が普段の診療の中でママたちから質問されることの特に多い
「赤ちゃんの歯の生え方」について取り上げてみたいと思います。

■赤ちゃんの歯はいつからどの順に生えてくるの?
“歯がなかなか生えてこない”と不安になるママも多いと思いますが、
実は歯の生える時期や順序は非常に“個人差”が大きいんです。
生える時期に関しては平均から±4ヶ月ほども個人差があると言われていて、
多少遅くても心配いりません。おおよその目安としては以下となります。
(1) 生後7~8ヶ月頃から・・・下の前歯が生える
(2)1歳頃 ・・・上下の前歯が4本ずつに(全部で8本)
(3)1歳6ヶ月頃・・・第1乳臼歯(奥歯)が生える
(4)2歳6ヶ月~3歳頃・・・第2乳臼歯(奥歯)が生える(全部で20本)
赤ちゃんの小さなお口の中で、じっくりと長い年月をかけて乳歯が
20本生え揃った時には成長を感じて感慨もひとしおですよ。

■「3番めを飛ばして4番めの歯が生えてきた」けど大丈夫?
→大丈夫です!
とても不思議ですが、前歯が生え揃った次は乳犬歯を飛ばして
乳臼歯から生えてきますので、問題ありません。

■赤ちゃんのお口の中がおかしい…?と思ったら
6~7ヶ月健診などでは、医師が赤ちゃんの全身と共にお口の中をチェックします。
さらに歯科医師が1歳半、3歳健診の時にもチェックしますが、
このような健診以外でも「歯の数・色・形が違う」
「歯ぐきがなんだか変な気がする」など、
ママの目から見て心配なことがあれば小児歯科を受診して相談しましょう。

白くて小さな歯がのぞく赤ちゃんの笑顔ってたまらなく可愛らしいものです。
お口を開けて笑う写真や、母子手帳の歯に関する記録ページなど、
素敵な記録を残しながら健康な歯の持ち主に育ててあげたいものですね。
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