校長に「指導悪い」と因縁 児童の親ら恐喝容疑で逮捕

朝日新聞デジタル
------------------------------------------------------------------------------------------------
 娘が通う小学校の指導が悪いと因縁をつけ、
福岡市博多区の市立小学校の校長から現金1万3500円を脅し取ったとして、
福岡県警博多署は26日、児童の両親とその知人の女の計3人を
恐喝の疑いで逮捕し、発表した。

 逮捕されたのは、児童の父親で自称土木作業員の木村真人(32)と
元妻で無職の菖蒲陽(しょうぶみなみ、27)=いずれも同区東那珂3丁目=、
2人の知人で同区博多駅南3丁目、無職田嶋綾佳(26)の各容疑者。
署は、3人の認否を明らかにしていない。

 署によると、3人は、木村容疑者らの娘が髪を染めて登校したことで
担任教諭から注意されたことに因縁をつけ、7月7日午後8時半ごろ、
娘の小学校を訪問。
男性校長(57)を、「子どもがショックを受けた。
病院に連れて行ったので治療費を支払え」
「(知られたら)いっぱいマスコミが来るぞ」などと約2時間にわたって脅迫し、
現金を脅し取った疑いがある。

 数日後に校長が署に相談。
校長は「恐怖を感じ、払うしかないと思った」と自身の財布から現金を出したという。
署によると、現金の要求はこの1回だけだったという。
------------------------------------------------------------------------------------------------